かど屋特選
本加賀友禅振袖 吉祥観桜図
大久保謙一作
かど屋 特選振袖
本加賀友禅振袖 吉祥観桜図
大久保謙一作
価格:店頭発表
【加賀友禅の特徴】
加賀友禅は金沢において江戸時代前期までに完成された「加賀染」という染色技法を基に宮崎友禅斉が模様染を行ったのに始まると伝えられる。
特徴は、五彩といわれる藍、臙脂(えんじ)、黄土、草、古代紫を基調色とし、模様の外側から内側へぼかしを入れる技法が用いられるところにある。
模様は花鳥・山水など絵画的な構図が主体で、当初は一陳糊の筒引により「糊置き」されていたが、その丹念な手作りの伝統は現在も脈打っており、絢爛、優美で気品を兼ね備えている。
加賀友禅は作家自身の意匠構成により一品づつ丹精をこめ、全工程が手仕事のために、完成までに長期間を要し、その希少価値的存在が高く評価されている。
【大久保謙一 プロフィール】
1956年 金沢に生まれる
1979年3月 武蔵野美術大学 油絵科卒業
同年4月 日展会員 加賀友禅伝統工芸士の鶴見保次氏に師事
1985年 畝村石道氏に水墨画を学ぶ
1989年6月 独立
1992年6月 第14回伝統加賀友禅工芸展 銅賞
(石川県立美術館 買い上げ)
2004年10月 金沢美術倶楽部にて個展
2008年2月 伝統工芸士の認定を受ける